売上ゼロのホームページに共通する5つの致命傷

「ホームページなんて効果はない。でも、会社として用意しないわけにはいかない」

浜松市のインテリア会社の社長は、最初の相談でそう話していました。旧サイトは5年間使っていて、問い合わせは「数件あったかもしれない」という程度。新しくショールームを作ったものの、ホームページからの来店にはまったく期待していませんでした。

ところが、旧サイトを分析すると、売上につながらないホームページによくある「致命傷」がいくつも重なっていました。そこを一つずつ直してリニューアルしたところ、リニューアル前後の3か月で、ショールームへの来店が月80組に届きました。

ホームページが売上を生まないのは、ホームページという手段が悪いからではありません。多くの場合、原因は次の5つのどれかです。

「ホームページは効果がない」と感じる本当の理由

直したのは、ホームページの中身(旧サイト5年間で問い合わせ数件→リニューアル後ショールーム来店 月80組)

ホームページに期待しなくなった社長の多くは、「作ったのに何も起きなかった」という経験をしています。

でもそれは、ホームページが効かないのではなく、売上につながる作りになっていなかっただけ、ということがほとんどです。

浜松市の部品工場も、「町工場にホームページは役に立たない」と考えていました。1年で10件も問い合わせがなかったからです。それがリニューアル後は、1か月で40件を超える問い合わせが届くようになりました。問い合わせが増えても、受注率は下がりませんでした。

同じホームページでも、作り方ひとつで結果はここまで変わります。では、売上ゼロのホームページには、何が足りないのでしょうか。

売上ゼロのホームページ 5つの致命傷

致命傷① ホームページの「役割」が決まっていない

いちばん多いのが、このホームページで何をしてほしいのかが決まっていないケースです。

会社案内なのか、問い合わせを集めたいのか、来店してほしいのか、採用につなげたいのか。役割があいまいなまま作ると、どのページも「とりあえず全部載せる」ことになり、見た人は何をすればいいのか分かりません。

インテリア会社の場合、役割は「ショールームに来てもらうこと」でした。役割が1つに決まると、トップページに何を置くか、どのページから来店予約へ案内するかが、自然に決まっていきます。

チェック:「このホームページのゴールは?」と聞かれて、一言で答えられますか?

致命傷② 次にとってほしい行動(CTA)が見えない

次の一歩が、すぐ見つかるか(ボタンが一番下に小さく/途中と最後に、押しやすいボタン)

CTAとは、「お問い合わせはこちら」「来店予約」「資料ダウンロード」など、読んだ人に次の一歩をうながすボタンや案内のことです。

売上ゼロのホームページは、このCTAがページの一番下に小さくあるだけ、ということがよくあります。読んだ人が「ちょっと話を聞いてみたい」と思った瞬間に、ボタンが見当たらない。それだけで、せっかくの見込み客を逃しています。

  • 各ページの途中と最後に、同じCTAを置く
  • スマホで見たとき、指で押しやすい大きさにする
  • 「お問い合わせ」だけでなく、「まずは来店予約」など、気軽さが伝わる言葉にする

チェック:スマホでトップページを開いて、3秒以内に問い合わせボタンが見つかりますか?

致命傷③ お客様の不安が残ったままになっている

ボタンの手前の不安に答える(成約率 1%未満→3%以上)

問い合わせの直前で、人は必ず迷います。「いくらかかるんだろう」「しつこく営業されないかな」「自分の場合でも頼めるのかな」。こうした不安に答えていないと、ボタンの手前で離れてしまいます。

浜松市のエステサロンは、制作会社に高額なホームページを依頼したのに、問い合わせがありませんでした。ホームページに来た人のうち申し込んだ人の割合(成約率)は1%未満。リニューアル後は、この割合が3%以上になり、反響はリニューアル前の月の230%になりました。

不安を消すには、料金の目安、申し込みから利用までの流れ、よくある質問、対応エリア、スタッフの顔などを、問い合わせボタンの近くに置くのが効果的です。

チェック:お客様からよく聞かれる質問に、ホームページの中で答えていますか?

致命傷④ お客様の声がない

会社がどれだけ「品質に自信があります」と書いても、読む人は半分しか信じません。いちばん信じてもらえるのは、実際に利用したお客様の言葉です。

お客様の声は、長い文章でなくて構いません。

  • どんなことで困っていたか
  • なぜこの会社を選んだか
  • 頼んでみてどうだったか

この3つが入っていれば、これから頼む人が自分と重ねて読めます。写真や、名前の一部(「浜松市 S様」など)があると、さらに信頼されます。

チェック:ホームページに、お客様本人の言葉が3つ以上載っていますか?

致命傷⑤ 伝えていることがバラバラ

強みは、1つに絞るほど伝わる

トップページでは「高品質」、サービスページでは「低価格」、広告では「スピード対応」。言っていることがページごとに違うと、読む人は「結局、何が強みの会社なのか」が分かりません。

強みは、1つに絞るほど伝わります。ホームページ、広告、SNS、チラシまで、同じ言葉で同じことを伝える。これだけで、「この分野ならこの会社」と覚えてもらいやすくなります。

チェック:自社の強みを一言で言えますか? その一言は、トップページの一番上に書かれていますか?

5つの致命傷、いくつ当てはまりましたか?

致命傷よくある状態まずやること
① 役割が決まっていない何でも載せていて、ゴールがないホームページのゴールを1つに決める
② CTAが見えないボタンがページの下に小さくあるだけ各ページの途中と最後に、押しやすいボタンを置く
③ 不安が残っている料金や流れが分からない料金の目安・流れ・よくある質問をボタンの近くに置く
④ お客様の声がない会社の自己紹介だけお客様の言葉を3つ以上載せる
⑤ 訴求がバラバラページごとに言うことが違う強みを一言に絞り、全ページでそろえる

1つでも当てはまれば、そこが問い合わせが止まっている場所かもしれません。2つ以上当てはまるなら、作り直す前に、どこから直すかの順番を決めることが大切です。

AIに置き換えると、ここまでできる

5つの致命傷は、自分のホームページだと気づきにくいものです。AIに、初めて来たお客様の目線で見てもらうと、弱いところがすぐに見つかります。

うちのホームページのURLを渡すから、5つの致命傷のどれに当てはまるかチェックして

  • 当てはまる致命傷と、そのページ
  • 直す順番
  • 最初に直すページの、具体的な直し方

お客様からよく聞かれる質問を渡すから、よくある質問のページを作って

  • 質問と答えの下書き
  • 問い合わせボタンの近くに置く、短い版

去年のお客様アンケートを渡すから、ホームページに載せるお客様の声を選んで

  • 載せるとよい声を3つ(名前は伏せる)
  • それぞれに付ける見出し

直し方が分かっても、実際にページを直し、数字で確かめる人がいないと、ホームページは変わりません。AIが出した案を、社内で直して確かめるところまで回せる形にすることが大切です。

まとめ:売上ゼロの原因は、ホームページの「中身」にある

「ホームページは効果がない」と感じているなら、それは手段のせいではなく、作り方のせいかもしれません。5年間ほとんど問い合わせがなかったインテリア会社も、致命傷を一つずつ直したことで、月80組の来店につながりました。

ただ、自社のホームページがどこで止まっているのかは、自分では分かりにくいものです。GeoDesignの「AGARU分析レポート」では、アクセスの数字とページの中身から、問い合わせが止まっている場所と、直す順番をお伝えしています。

AGARU分析レポートについて見る

AI経営伴走プログラム

5つの致命傷を、AIで見つけて直し続ける。

この記事でお伝えしたことは、AIに頼めば毎月くり返せます。むずかしいのは、最初の設定と、社内で続けることです。GeoDesignが6ヶ月いっしょに動いて、社員が自分で回せるところまで伴走します。

  • むずかしい設定は、ぜんぶGeoDesignがやります
  • 頼み方は、ふつうの日本語のひとことだけ
  • 25年・300社を支えてきたチームが、社内に根づくまで伴走します

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