問い合わせが増える理由、減る理由:LPO(ランディングページ最適化)の実践

ホームページに人は来ている。なのに、問い合わせが来ない。

浜松市のエステサロンは、新しく制作会社に高いお金を払ってホームページを作りました。でも、問い合わせどころか、アクセスもほとんどありません。Google広告も出していましたが、効いているのかどうか分かりませんでした。

リニューアルで、ページの中身と広告を見直したところ、リニューアル前後の1ヶ月を比べて、アクセスは207%アップ、反響は230%アップしました。広告からの反響も266%アップし、1件あたりの広告費は73%下がっています。ホームページに来た人のうち申し込んだ人の割合(成約率)は、1%未満から3%以上になりました。

人が来ているのに問い合わせが少ないなら、直すべきは集客ではなく、来た人が最初に見るページです。このページを直していくことを、LPO(ランディングページ最適化)と呼びます。

LPOとは、「最初の1ページ」を直すこと

LPOは、最初の1ページを直すこと

ランディングページとは、広告や検索から来た人が、最初にたどり着くページのことです。トップページとは限りません。広告から来た人はサービスのページに、検索から来た人はブログ記事に着地することもあります。

人は、最初のページを数秒見て「自分に関係あるか」を判断します。ここで「違う」と思われたら、ほかのページがどれだけ良くても読まれません。

だからLPOでは、サイト全体を作り直す前に、人がいちばん多く着地しているページから直します。

問い合わせが減る3つの理由

問い合わせが減る3つの理由

理由① 最初の画面で、何のページか分からない

スマホで開いたとき、最初に見える画面(ファーストビュー)に、誰の、どんな悩みを、どう解決するのかが書いていない。おしゃれな写真と、会社のキャッチコピーだけ。これでは、来た人は自分に関係あるかどうか判断できません。

理由② 問い合わせボタンが遠い

ボタンがページの一番下にしかない。読んで「話を聞いてみたい」と思った瞬間に、ボタンが見当たらない。それだけで、せっかくの見込み客は帰ってしまいます。

理由③ 問い合わせの手前に、不安と手間がある

「いくらかかるんだろう」「しつこく営業されないかな」。こうした不安に答えていないうえに、フォームの入力項目が多い。この2つが重なると、ボタンを押す手が止まります。

問い合わせが増えるページの作り方

場所直すこと確かめ方
最初の画面「誰の」「どんな悩みを」「どう解決するか」を1画面で伝えるスマホで開いて、3秒で何のページか分かるか
問い合わせボタンページの途中と最後に置き、押しやすい大きさにするどこまで読んでも、ボタンが目に入るか
不安への答え料金のめやす、申し込みの流れ、よくある質問をボタンの近くに置くお客様によく聞かれる質問に答えているか
フォーム入力項目を減らし、気軽に選べる選択肢を用意する1分以内に送れるか

「気軽に選べる選択肢」が、応募を変えた

入り口のハードルを下げたら、応募が増えた(応募41件・面接の希望24件・採用7名)

浜松市の小規模な保育園は、保育士の採用に悩んでいました。採用広告や人材紹介に頼っても、必要なときに必要な人が見つかりません。

そこで、自社の採用サイトを作り直し、応募フォームに「まずは話を聞く」という選択肢を入れました。いきなり応募するのではなく、話を聞くだけでもいい。このハードルの低さが当たり、応募は41件、面接の希望は24件になりました。面接を希望した人のほとんどが、「話を聞く」にチェックを入れていたそうです。結果、7名を採用でき、人材紹介を使う必要はなくなりました。

問い合わせの入り口を、お客様が選びやすい形にする。これもLPOのひとつです。

1つずつ変えて、数字で確かめる

1つずつ変えて、数字で確かめる

LPOでいちばんやってはいけないのは、全部を一度に変えることです。何が効いたのか分からなくなるからです。

  1. いちばん人が着地しているページを1つ選ぶ
  2. 最初の画面・ボタン・不安への答え・フォームのうち、1か所だけ変える
  3. 2〜4週間、成約率を前と比べる
  4. 上がったら残し、変わらなければ元に戻して次の場所を変える

このくり返しで、ページは少しずつ「問い合わせが来るページ」に育っていきます。

AIに置き換えると、ここまでできる

LPOで手間がかかるのは、ページの弱いところを見つけることと、直す案をいくつも考えることです。どちらも、AIに任せると速く進みます。

このページのURLを渡すから、お客様の目線で、問い合わせしにくいところを教えて

  • 最初の画面で伝わっていないこと
  • 不安が残りそうな場所
  • ボタンの位置と言葉の改善案

先月のアクセスのデータを渡すから、人が多く来ているのに問い合わせが少ないページを教えて

  • 直すべきページの上位3つ
  • それぞれの、いちばん大きな問題点

このサービスの最初の画面の見出しを、ターゲット別に3案作って

  • 見出しと説明文の3案
  • どれから試すとよいかの順番

ただし、案を出すだけでは成約率は上がりません。実際にページを直し、数字で確かめ、次の案に進む。このくり返しを社内で回せる形にしてはじめて、問い合わせが増え続けるページになります。

まとめ:問い合わせは、最初の1ページで決まる

浜松市のエステサロンは、ページの中身を見直して、成約率を1%未満から3%以上にしました。保育園は、フォームに「まずは話を聞く」を入れて、応募を41件集めました。

集客を増やす前に、来た人が最初に見るページを直す。人を増やすより、来た人を逃さないほうが、早く売上につながります。

AI経営伴走プログラム

問い合わせが増えるページを、AIと一緒に育てる。

この記事でお伝えしたことは、AIに頼めば毎月くり返せます。むずかしいのは、最初の設定と、社内で続けることです。GeoDesignが6ヶ月いっしょに動いて、社員が自分で回せるところまで伴走します。

  • むずかしい設定は、ぜんぶGeoDesignがやります
  • 頼み方は、ふつうの日本語のひとことだけ
  • 25年・300社を支えてきたチームが、社内に根づくまで伴走します

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