「新規のお客様を、今の2倍にしたい。でも、広告をやったことがないし、いくら使えばいいのかも分からない」
磐田市のエステサロンは、そんな状態から相談に来ました。広告を始める前、新規のお客様は月5件前後。「新しいお客様が欲しい」という気持ちはあっても、どんなお客様に来てほしいのかは決まっていませんでした。
そこで最初にやったのは、広告の設定ではなく、来てほしいお客様の姿を決めることです。「30代の女性で、仕事のストレスが高い人」。この人に向けたメッセージと広告に絞ったところ、新規のお客様は目標どおり2倍になりました。わずか1万円の広告費で、新規のお客様を10〜16件獲得できた月もあります。
「万人向け」のメッセージは、誰の心にも残りません。売上を作る最初の一歩は、誰に売るのかを決めることです。

ターゲットとペルソナは、何が違う?

よく似た言葉ですが、役割が違います。
| ターゲット | ペルソナ | |
|---|---|---|
| 何を表すか | 売りたい相手の「集まり」 | その中の「ひとりの人物」 |
| 例 | 浜松市に住む30〜40代の働く女性 | 浜松市に住む38歳、会社員。残業が多く、週末に自分のための時間を少しでも取りたい |
| 使いみち | 広告を出す地域や年齢を決める | 言葉・写真・ページの順番を決める |
ターゲットだけでは、メッセージは決まりません。「30〜40代女性に響く言葉」は思いつきにくくても、「残業が多い38歳の会社員に響く言葉」なら、ぐっと考えやすくなります。
ペルソナは「3つの層」で決める

ペルソナは、次の3つの層で決めると、使えるものになります。
- 基本の情報(誰なのか):年齢、性別、仕事、住んでいる場所、家族
- 気持ち(どう考えているか):何に困っているか、何をあきらめているか、どうなりたいか
- 行動(どう動くか):どこで情報を探すか、何を比べて決めるか、決めるまでにどれくらいかかるか
多くの会社は、1つ目で止まってしまいます。でも、お客様の心が動くのは、2つ目と3つ目に触れたときです。
「長く付き合ってくれるお客様」を基準にする
ペルソナを決めるとき、もうひとつ大事な考え方があります。それは、利益をいちばん残してくれるお客様を基準にすることです。
1回きりのお客様と、何年も通ってくれるお客様とでは、会社に残る利益がまったく違います。このように、1人のお客様が長い付き合いの中でもたらしてくれる売上のことを、LTV(顧客生涯価値)と呼びます。
新規を増やすことばかり考えると、値引きに反応するお客様が集まりがちです。今いるお客様の中から、長く付き合ってくれている人を思い浮かべて、その人に似た人を探す。そのほうが、利益の残る集客になります。
ペルソナの作り方5ステップ
- 今のお客様を並べる:売上が大きい、長く付き合っている、紹介してくれる人を上から5人選ぶ
- 共通点を探す:年齢や仕事より、「来る前に困っていたこと」の共通点を探す
- 本人の言葉を集める:アンケート、口コミ、問い合わせメールから、お客様が実際に使った言葉を拾う
- ひとりの人物にまとめる:名前と年齢をつけ、困りごと・なりたい姿・探し方を1枚に書く
- 社内で見せて直す:現場のスタッフに「こういうお客様、いる?」と聞いて、ずれを直す
3つ目の「本人の言葉」が、いちばん大切です。広告やホームページの言葉は、会社の言葉ではなく、お客様の言葉で書くほど伝わります。
ペルソナが決まると、すべての発信がそろう

ペルソナが決まると、ホームページ、広告、SNS、メルマガで伝えることがそろいます。
浜松市のエステサロンでは、ホームページとSNSで伝えることをそろえてリニューアルしました。ホームページに来た人のうち申し込んだ人の割合は、1%未満から3%以上になり、SNSを見て直接予約してくれるお客様も増えました。
どの入り口から来ても同じことを言っている会社は、信頼されます。
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AIに置き換えると、ここまでできる
ペルソナづくりで時間がかかるのは、お客様の声を読み込んで、共通点を見つけるところです。ここはAIに任せると、半日かかる作業が数分で終わります。
去年のお客様アンケートを全部渡すから、読んで
- いちばん多かったほめ言葉と不満
- お客様が実際に使っている言葉(広告に使える)
- まだ手をつけていない要望の一覧
売上の上位20人のお客様の情報を渡すから、共通点からペルソナを作って
- ひとりの人物にまとめたペルソナ(名前・年齢・困りごと・なりたい姿)
- その人が情報を探す場所
- その人に響きそうな言葉を5つ
このペルソナに向けて、ホームページのトップの見出しを3案作って
- 見出しと説明文の3案
- それぞれ、どんな気持ちの人に響くか
ただし、AIに渡すお客様の情報は、名前や連絡先を伏せてから渡すのが基本です。どの情報を入れてよいかの決まりを作り、社員が安心して使える状態にしてから始めることが大切です。
まとめ:誰に売るかが決まれば、何を言うかが決まる

磐田市のエステサロンは、来てほしいお客様の姿を決めたことで、少ない広告費で新規のお客様を2倍にしました。
ペルソナは、マーケティングの土台です。広告の言葉も、ホームページの順番も、SNSで発信する内容も、すべてここから決まります。「誰に」が決まれば、売上の作り方はぐっと具体的になります。
AI経営伴走プログラム
お客様の声から、AIでペルソナをつくる。
この記事でお伝えしたことは、AIに頼めば毎月くり返せます。むずかしいのは、最初の設定と、社内で続けることです。GeoDesignが6ヶ月いっしょに動いて、社員が自分で回せるところまで伴走します。
- むずかしい設定は、ぜんぶGeoDesignがやります
- 頼み方は、ふつうの日本語のひとことだけ
- 25年・300社を支えてきたチームが、社内に根づくまで伴走します
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