アイキャッチ:年商5億から売上を伸ばすには、何から手をつけるべき?

年商5億から売上を伸ばすには、何から手をつけるべき?

最終更新:2026年10月
著者:飯尾 昭司(株式会社GeoDesign 代表)

年商5億円前後で売上が伸び悩む会社の多くは、商品や営業の力が足りないのではなく、社長1人の頑張りで回す段階を超えたことが原因です。浜松市の株式会社GeoDesign(ジオデザイン)が25年・300社を見てきた経験からいうと、最初に手をつけるべきは、新しい施策を足すことではなく、社長の時間を空けることです。そのうえで、利益の出るお客様を数字で絞り、問い合わせが来る流れを「仕組み」にしていきます。

年商5億円で、なぜ伸びが止まるの?

年商5億円は、昔から「社長1人では越えられない壁」と言われてきた規模です。経営者向けの専門誌でも、「社長1人では年商5億円の壁は破れない」というテーマが取り上げられています。

この規模になると、次のようなことが起きやすくなります。

  • 業績は悪くないが、社長が一番忙しい
  • 方針を伝えても、現場がすぐに動かない
  • 判断がすべて社長に集まり、社長がいないと止まる

いわゆる「社長依存」の状態です。社長が営業も、現場も、採用も、Webの判断も抱えていると、会社が伸びる速さは、社長1人の時間で決まってしまいます。

社長は、どんな悩みを抱えている?

判断がすべて社長に集まる。営業、現場、採用、Web、経営業務に集中したい 77.6%
判断が社長に集まるほど、会社の伸びは止まります。

2026年の調査でも、同じ傾向が見えます。

調査の結果出典
中小企業の経営者の約8割(77.6%)が「現場対応を減らし、経営者本来の業務に時間を使いたい」ネオキャリア(2026年10月)
中小企業の経営者の52.3%が「戦略立案に時間を割けていない」ラクスル
国は中小企業に「稼ぐ力」の強化と、戦略的な経営への転換を求めている2026年版中小企業白書

GeoDesignに相談に来る社長も、第一声は「もっと売上を増やしたい」「AIで効率よく回したい」「外注費を減らしたい」のどれかです。そして、頭を一番占めているのは「利益」です。

何から手をつければいい?

おすすめの順番は、次の4つです。

  1. 社長の時間を空ける:社長が毎週くり返している作業(数字の集計、資料づくり、議事録など)を書き出し、AIや仕組みに任せる
  2. 利益の出るお客様を数字で絞る:売上の大きいお客様ではなく、利益が残るお客様の共通点を探す
  3. 問い合わせが来る流れを仕組みにする:ホームページ、広告、SNS、メルマガを、毎月の数字で見直す形にする
  4. 社員が動ける形にする:手順とルールを残し、社長がいなくても回るようにする

順番が大切です。時間が空かないまま新しい施策を足すと、社長の仕事がさらに増え、どれも中途半端になりがちです。

「仕組み」にすると、どう変わる?事例

時間を空けて、仕組みで回す。① 社長の時間を空ける、② 利益の出るお客様を絞る、③ 問い合わせを仕組みに、④ 社員が動ける形に、毎月、数字を見て直す
時間を空けて、仕組みで回すと数字が変わります。

地域でサービス業を営む会社の例です(社名は非公開)。

依頼前の悩み

  • アクセスがまったく伸びない。問い合わせを増やしたい
  • 検索すると行政の案内ページが上に出て、自社が見つけてもらえない
  • 当時契約していたコンサル会社からは、魅力的な提案がなかった

やったこと

  • サイトを作り直し、検索で見つけてもらえる設計にした
  • お客様の種類ごとに問い合わせフォームを分け、分かりやすくした
  • お客様の種類ごとに、読むべきページへの案内を用意した
  • 集客につながる言葉を調べ、ブログでお客様を集めた
  • スマホで見やすく、問い合わせしやすくした
  • 毎月ミーティングを行い、数字を見ながら問題を直し続けた

結果
検索で行政のページより上に表示されるようになり、アクセスは21倍、売上は2,000万円アップしました。

※過去の支援実績です。同じ成果を保証するものではありません。

この会社で効いたのは、1つの大きな施策ではなく、毎月数字を見て直し続ける流れができたことです。社長が毎回判断しなくても、改善が回り続けるようになりました。

外部の力は、どこで借りるべき?

年商5億円規模の会社には、社内に担当者がいることも多くあります。ただ、担当者が日々の作業に追われ、社長も気にしているが手が回らない、という状態がよく見られます。

外部の力を借りるなら、次のような分け方がおすすめです。

社内でやることと外部の力を借りることの比較。毎日の作業は社内、次に何を直すかの判断やAIの仕組みづくり、強みの発見は外の力を借りる
社内の担当者が日々の作業に集中できるよう、判断と仕組みづくりを外に頼みます。
社内でやる外部の力を借りる
毎日の作業、お客様とのやり取り数字から「次に何を直すか」を決めること
決まった手順のくり返しAIに任せる仕事の順番を決め、仕組みをつくること
社内の情報を集めること社内では気づきにくい強みを、外の目で見つけること

大切なのは、「丸投げ」ではなく「一緒に動く」ことです。任せるところは任せ、社内でも動ける会社ほど、結果が早く出ています。

よくある質問

Q. 年商5億円を超えるには、営業を増やすべきですか?
営業を増やす前に、社長と社員の時間がどこに使われているかを確かめるのがおすすめです。手作業を減らし、利益の出るお客様に集中するだけで、同じ人数でも伸ばせる余地が見つかることがあります。

Q. AIを入れれば、社長の時間は空きますか?
AIを入れるだけでは空きません。まず社長がくり返している作業を書き出し、どれを任せるかの順番を決めてから入れると、効果が出やすくなります。

Q. どのくらいで変化が出ますか?
会社によって違います。最初の1か月で「何から手をつけるか」がはっきりするだけでも、社長の判断はずっと楽になります。

Q. 浜松以外の会社でも相談できますか?
できます。浜松・静岡県西部は対面、遠方はオンラインで対応しています。

この記事を書いた人

株式会社GeoDesign 代表 飯尾昭司

飯尾 昭司(いいお しょうじ)

株式会社GeoDesign 代表

1975年、静岡県浜松市生まれ。2002年に起業し、2011年に株式会社GeoDesignを設立。中小企業のWeb集客を25年支援。デザイン専門学校で17年間(延べ約400人)講師を務め、浜松商工会議所・浜松青年会議所などで多数登壇。ブランドマネージャー2級。

無料相談

まずは30分、いま一番気になっている数字を聞かせてください。

相談は無料です。浜松・静岡県西部は対面で、遠方はオンラインで対応します。

出典