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Webサイトリニューアルの正しい進め方7ステップ

GeoDesign編集部

Webサイトリニューアルの正しい進め方7ステップ

なぜWebサイトのリニューアルは”失敗しやすい”のか?

01:なぜWebサイトのリニューアルは'失敗しやすい'のか-

結論から言うと、リニューアルが失敗する最大の原因は「構造(設計)を軽視したままデザインから始めてしまう」ことです。

多くの企業がリニューアルで期待した成果を得られない理由は、見た目の刷新にばかり注力して、サイトの本質的な改善—つまり「誰に・何を・どう伝えるか」という構造設計を後回しにしてしまうからです。

失敗の8割は「構造(設計)」を軽視したまま進めることが原因

リニューアルプロジェクトで最も多い失敗パターンは、次のような流れです。

「古くなったから新しくしよう → デザインをかっこよくしよう → 実装 → 公開 → 成果が出ない…」

この進め方の何が問題かというと、サイトの目的やユーザー導線、必要なページ構成といった”骨組み”が決まっていない状態で、見た目だけを作り変えている点にあります。

家づくりで例えるなら、間取りや構造を考えず、いきなり壁紙やインテリアを選んでいるようなものです。どれだけおしゃれにしても、使いにくい家になってしまいますよね。

Webサイトも同じです。まず「誰がどう使うのか」「どんな情報をどの順番で見せるのか」という設計をしっかり固めてから、デザインに進むべきなのです。

デザイン刷新だけでは成果が出ない理由

「今のサイト、古臭いからリニューアルしよう」と見た目の改善だけを目的にすると、公開後に必ずこう言われます。

「おしゃれになったけど、問い合わせは増えないね…」

なぜなら、デザインはあくまで”構造を補強するもの”だからです。

どれだけ美しいデザインでも、以下のような構造的な問題があれば成果は出ません。

  • ユーザーが求める情報がどこにあるかわからない
  • 問い合わせまでの導線が複雑で途中で離脱される
  • ページの役割が曖昧で、何を伝えたいのか不明確

つまり、成果を出すリニューアルとは「構造の改善 + デザインの刷新」のセットで行うものだということです。デザインだけ変えても、中身の整理ができていなければ意味がありません。

よくあるリニューアル失敗例|やりがちな3つのパターン

02:よくあるリニューアル失敗例|やりがちな3つのパターン

ここからは、実際によく見かけるリニューアルの失敗パターンを3つ紹介します。もし当てはまるものがあれば、今のうちに軌道修正しましょう。

パターン① デザイン改善だけを目的にしてしまう

これは最も多い失敗です。

「競合のサイトがおしゃれだから、うちもああいう感じにしたい」 「今のデザイン、5年前のままだから変えよう」

こうした”見た目の刷新”だけを目的にリニューアルを始めると、公開後に「何も変わらなかった」という結果になります。

デザインを変えただけでは、以下のような根本的な課題は解決しません。

  • どのページから問い合わせが多いのか不明
  • ユーザーがどこで離脱しているかわからない
  • そもそも誰に向けたサイトなのか定まっていない

リニューアルの目的は、デザインを変えることではなく、成果を出すことです。 見た目だけ変えても、サイトの構造や導線に問題があれば、成果は出ません。

パターン② 情報整理しないまま進めて迷走する

次に多いのが、「とりあえず今あるページを全部残したまま、新しいデザインに入れ替える」というパターンです。

この進め方の問題点は、以下の通りです。

  • 古くて使われていないページがそのまま残る
  • 似たような内容のページが複数存在する
  • 本当に必要なページが何なのか誰もわかっていない

結果として、情報が散らかったまま公開され、ユーザーは目的の情報にたどり着けず、離脱してしまいます。

リニューアルの前には必ず「今あるページの棚卸し」が必要です。どのページが必要で、どのページが不要か。どの情報をどこに集約するか。この整理をしないまま進めると、迷走します。

パターン③ 社内・制作会社の認識が揃わない

リニューアルプロジェクトは、関係者が多くなるほど失敗しやすくなります。

よくあるのが、こんな状況です。

  • 社内の要望が担当者ごとにバラバラ
  • 制作会社に丸投げして、途中で確認しない
  • 「なんとなくいい感じに」という曖昧な指示で進める

認識が揃っていないと、途中で「思っていたのと違う」「この機能は必須だったのに入っていない」といった手戻りが発生し、納期も予算もオーバーします。

リニューアルを成功させるには、最初に目的・ターゲット・ゴールを明文化し、関係者全員で共有することが必須です。

失敗しないリニューアルの”全体像”を把握しよう

03:失敗しないリニューアルの'全体像'を把握しよう

リニューアルを成功させるには、まず全体の流れを理解することが大切です。
どの工程で何をすべきか、順番を間違えないようにしましょう。

まず全プロセスの流れを理解する

リニューアルは、以下のような流れで進めるのが理想です。

  1. 現状分析(課題の洗い出し)
  2. 目的・ターゲット・ゴールの設定
  3. サイト構成(サイトマップ)の設計
  4. ページごとの情報整理(コンテンツ設計)
  5. ワイヤーフレーム作成(構造の可視化)
  6. デザイン制作
  7. 実装・公開・改善運用

この順番を守ることで、手戻りを防ぎ、スムーズにプロジェクトを進められます。

逆に、この順番を無視して「いきなりデザインから始める」「情報整理をスキップする」といった進め方をすると、必ず失敗します。

構造設計 → デザイン → 実装 → 公開 の順番が鉄則

リニューアルで最も重要なのは、構造設計を先に固めることです。

構造設計とは、以下のような要素を指します。

  • どんなページが必要か(サイトマップ)
  • 各ページで何を伝えるか(コンテンツ設計)
  • ユーザーがどう動くか(導線設計)
  • 情報をどう配置するか(ワイヤーフレーム)

これらが固まっていない状態でデザインに進むと、途中で「やっぱりこのページも必要だった」「この情報の順番、変えたい」といった修正が発生し、デザインを作り直すことになります。

構造を先に固めてからデザインに進む。この順番を守るだけで、リニューアルの成功率は格段に上がります。

「何のためにリニューアルするのか」の目的設定が最初に必要

リニューアルプロジェクトを始める前に、必ず決めておくべきことがあります。

「何のためにリニューアルするのか?」

この問いに明確に答えられないまま進めると、途中で迷走します。

例えば、以下のような目的が考えられます。

  • 問い合わせ数を月10件から30件に増やす
  • 採用応募を倍増させる
  • ECサイトの売上を20%向上させる
  • ブランドイメージを刷新する

目的が明確になれば、必要なページ構成も、導線設計も、デザインの方向性も自然と決まっていきます。

逆に、目的が曖昧なまま進めると、関係者の意見がバラバラになり、プロジェクトは混乱します。

ステップ① 現状分析|数字・導線・構造の「課題の棚卸し」

04:ステップ①-現状分析|数字・導線・構造の「課題の棚卸し」

このステップの目的:データで現状を可視化し、改善すべきポイントを明確にする

リニューアルの最初のステップは、現状のサイトを徹底的に分析することです。どこに問題があるのかを数字で把握しましょう。

GA4で確認すべき指標(離脱箇所・検索流入・CV)

まずはGA4(Google Analytics 4)で、以下のような数値を確認します。

  • どのページに流入が多いか
  • どのページで離脱が多いか
  • 問い合わせフォームまでの到達率
  • コンバージョン率(CVR)

これらのデータを見ることで、「どのページが機能していて、どのページが機能していないか」が明確になります。

例えば、トップページの離脱率が80%を超えているなら、ファーストビューや導線に問題がある可能性が高いです。また、問い合わせフォームまでの到達率が低ければ、導線設計に課題があるということです。

感覚ではなく、数字で課題を把握する。これがリニューアル成功の第一歩です。

ヒートマップで”読まれていない部分”を可視化

GA4だけではわからない「ユーザーの行動」を可視化するのが、ヒートマップツールです。

ヒートマップを使うと、以下のようなことがわかります。

  • どこまでスクロールされているか
  • どこがクリックされているか
  • どの部分が読まれていないか

例えば、重要な情報がページの下部にあるのに、ユーザーがそこまでスクロールしていなければ、情報の配置順序を見直す必要があります。

ヒートマップで得られたデータは、ワイヤーフレーム作成やコンテンツ設計の際に非常に役立ちます。

ページ構成の整理(情報の抜け漏れ)

現状のサイトにあるページを一覧化し、以下の観点で整理します。

  • このページは本当に必要か?
  • 似たような内容のページが重複していないか?
  • 必要な情報が抜けているページはないか?

よくあるのが、「会社概要」が複数のページに分散していたり、「サービス紹介」のページが業種ごとにバラバラに存在していたりするケースです。

この段階で情報の抜け漏れや重複を整理しておくことで、次のステップ以降がスムーズに進みます。

ステップ② ターゲットと目的・ゴールを明確にする

05:ステップ②-ターゲットと目的・ゴールを明確にする

このステップの目的:「誰に・何を・どうしてもらうか」を言語化する

現状分析が終わったら、次は「誰に向けたサイトにするのか」を明確にします。

誰に何をさせたいサイトにするのか

リニューアルで最も重要な問いは、これです。

「誰に、何をさせたいサイトにするのか?」

例えば、以下のように具体的に設定します。

  • ターゲット:40代の経営者
  • ゴール:問い合わせフォームから資料請求をしてもらう

ターゲットが明確になれば、使うべき言葉も、見せるべき情報も、デザインのトーンも自然と決まります。

逆に、「誰にでも刺さるサイトにしたい」と考えると、誰にも刺さらないサイトになります。

目的設定がブレると、すべてがズレる(構成・デザイン・SEO)

目的設定が曖昧なまま進めると、プロジェクト全体がブレます。

例えば、「ブランドイメージを高めたい」という目的と「問い合わせを増やしたい」という目的では、必要なページ構成もデザインも全く異なります。

ブランドイメージ重視なら、ビジュアルやストーリー性を前面に出すべきですし、問い合わせ重視なら、導線設計やCTAの配置が最優先です。

目的が定まっていないと、すべての判断基準が曖昧になり、成果の出ないサイトになります。

目的別:問い合わせ/採用/EC/ブランド/資料請求

リニューアルの目的は、業種や事業フェーズによって異なります。以下に代表的な目的を挙げます。

  • 問い合わせ増加:BtoB企業、サービス業
  • 採用応募増加:人材不足の企業、成長企業
  • EC売上向上:物販、D2Cブランド
  • ブランド認知:新規事業、リブランディング
  • 資料請求・メルマガ登録:リード獲得型ビジネス

自社の目的がどれに当てはまるかを明確にし、それに応じたサイト構成を設計しましょう。

ステップ③ 必要なページを整理し、”新しいサイト構成”を作る

06:ステップ②-ターゲットと目的・ゴールを明確にする

このステップの目的:目的から逆算して、必要なページを決める

目的とターゲットが決まったら、次は「どんなページが必要か」を設計します。

目的から逆算したサイトマップの作り方

サイトマップとは、サイト全体のページ構成を図式化したものです。

ここで重要なのは、目的から逆算して必要なページを決めるということです。

例えば、問い合わせ増加が目的なら、以下のようなページが必要になります。

  • トップページ
  • サービス紹介ページ
  • 実績・事例ページ
  • 会社概要
  • 問い合わせページ

逆に、不要なページ(例:更新されていないブログ、古いニュース)は思い切って削除するか、統合します。

サイトマップは、NotionやGoogleスライド、Excelなどで作成できます。視覚的に整理することで、関係者間での認識も揃いやすくなります。

ユーザー導線(入口→行動)の最適化

サイト構成を考える際には、「ユーザーがどのページから入って、どう動くか」という導線設計も同時に行います。

例えば、以下のような導線を設計します。

  1. 検索からトップページに流入
  2. サービス紹介ページで詳細を確認
  3. 実績ページで信頼感を得る
  4. 問い合わせページでコンバージョン

この導線がスムーズに繋がっているかどうかが、成果を左右します。

導線が複雑だったり、途中で必要な情報が抜けていたりすると、ユーザーは離脱してしまいます。

よくあるページ構成の失敗例

サイト構成でよくある失敗例をいくつか紹介します。

  • 情報が多すぎて、どこに何があるかわからない:ページ数が多すぎると、ユーザーは迷います
  • 似たようなページが重複している:「サービス紹介」と「事業内容」が別々に存在するなど
  • 重要なページへの導線がない:問い合わせページへのリンクが見つけにくい

これらの失敗を避けるには、ページ構成を作った後に「ユーザー視点で見直す」ことが大切です。

ステップ④ ページごとの”情報整理(コンテンツ設計)”を行う

07:ステップ④-ページごとの'情報整理(コンテンツ設計)'を行う

このステップの目的:各ページで伝える情報を整理し、優先順位をつける

サイト構成が決まったら、次は各ページで「何を伝えるか」を整理します。

ユーザーが知りたい順番に並べる

ページ内の情報は、ユーザーが知りたい順番に配置するのが鉄則です。

例えば、サービス紹介ページなら、以下のような順番が理想的です。

  1. このサービスは何か(概要)
  2. どんな課題を解決するのか(ベネフィット)
  3. 具体的にどんなことをするのか(詳細)
  4. 料金や導入の流れ
  5. 問い合わせCTA

この順番を守ることで、ユーザーは迷わず情報を理解し、次のアクションに進みやすくなります。

逆に、いきなり料金から始めたり、専門用語だらけの説明から入ったりすると、ユーザーは離脱します。

“不要な情報”と”必要な情報”の見極めかた

リニューアルの際、よくあるのが「念のため、この情報も入れておこう」という判断です。

しかし、情報が多すぎると、本当に伝えたいことが埋もれてしまいます。

不要な情報を見極めるには、以下の問いを投げかけてみてください。

  • この情報は、ターゲットが本当に知りたいことか?
  • この情報がないと、コンバージョンに影響するか?
  • この情報は、他のページで代替できないか?

ページに載せる情報は、必要最低限に絞る。これがわかりやすいサイトを作るコツです。

CV(問い合わせ)に必要な要素のチェック

問い合わせに繋げるためには、ページ内に以下の要素が揃っている必要があります。

  • 課題の共感(ユーザーの悩みを言語化)
  • 解決策の提示(サービスの価値)
  • 信頼の証明(実績、お客様の声)
  • 行動を促すCTA(問い合わせボタン)

これらの要素が欠けていると、ユーザーは「なんとなくいいな」とは思っても、行動には移しません。

各ページで、これらの要素がしっかり揃っているかをチェックしましょう。

ステップ⑤ 設計図(ワイヤーフレーム)を作り、全体の骨組みを決める

08:ステップ⑤-設計図(ワイヤーフレーム)を作り、全体の骨組みを決める

このステップの目的:情報の配置を可視化し、構造を固める

情報整理が終わったら、次はワイヤーフレームを作成します。これが、リニューアル成功の最大の鍵です。

構成(何を伝えるか)とレイアウト(どう配置するか)の違い

まず、構成とレイアウトの違いを理解しましょう。

  • 構成:ページに何を載せるか(情報の中身)
  • レイアウト:それをどう配置するか(見せ方)

構成が決まっていない状態でレイアウトを考えても、意味がありません。まずは「何を伝えるか」を固めてから、「どう配置するか」を考えます。

ワイヤーフレームは、この両方を同時に可視化するための設計図です。

ワイヤーフレームを作ると失敗しなくなる理由

ワイヤーフレームを作ることで、以下のようなメリットがあります。

  • デザインに入る前に、構造を関係者全員で確認できる
  • 手戻りが大幅に減る
  • デザイナーへの指示が明確になる
  • ユーザー導線の問題点が事前に見つかる

ワイヤーフレームがないまま「デザインで見せてください」と進めると、デザインが上がってから「やっぱりこの情報も必要だった」「この順番、変えたい」といった修正が発生します。

ワイヤーフレームを作ることで、リニューアルの失敗率は劇的に下がります。

実際に、構成とワイヤーフレームをしっかり設計したリニューアルでは、CVRが1.8〜2.3倍に改善したケースも珍しくありません。

初心者でも作れる簡易ワイヤーフレーム例

ワイヤーフレームは、専門ツールを使わなくても作れます。

最初は、PowerPointやGoogleスライド、Notion、手書きでも十分です。

以下のような要素を、シンプルな四角で配置していきましょう。

  • ヘッダー(ロゴ、ナビゲーション)
  • ファーストビュー(キャッチコピー、CTA)
  • サービス紹介セクション
  • 実績・事例セクション
  • 問い合わせCTA
  • フッター

これだけでも、ページの全体像が見えてきます。

もし「ワイヤーフレームを作る時間がない」「どう作ればいいかわからない」という場合は、3つの質問に答えるだけで、あなたのサイトに最適なワイヤーフレームが自動生成されるツールを活用するのも一つの手です。構造設計の時間を大幅に短縮できます。

ステップ⑥ デザイン制作|”構造が固まった後”に行うべき理由

09:ステップ⑤-設計図(ワイヤーフレーム)を作り、全体の骨組みを決める

このステップの目的:構造を視覚的に補強し、ユーザーを行動に導く

ワイヤーフレームで構造が固まったら、いよいよデザイン制作に入ります。

先にデザインから始めると必ず手戻りが起きる

デザインから先に始めてしまうと、以下のような問題が発生します。

  • デザインが美しくても、情報の順番が間違っている
  • 必要な情報が抜けている
  • ユーザー導線が考慮されていない

こうした問題は、デザインが完成してから気づくことが多く、結果的に大きな手戻りが発生します。

逆に、ワイヤーフレームで構造を固めてからデザインに進めば、デザイナーは「何を、どう見せるか」に集中できます。

デザインは、構造を美しく補強するためのもの。構造がないまま進めても、成果は出ません。

成果を出すデザイン=構造を補強するデザイン

成果が出るデザインとは、見た目がおしゃれなデザインではなく、構造を補強し、ユーザーを行動に導くデザインです。

例えば、以下のような要素が重要になります。

  • 視線の流れを意識したレイアウト
  • CTAボタンの配置と色
  • 情報の優先順位を視覚的に表現する

構造がしっかりしていれば、デザインはそれを補強するだけで成果が出ます。

スマホ優先(モバイル・ファースト)の重要性

現在、多くのサイトではスマホからのアクセスが6割を超えています。

そのため、デザインはスマホ優先で考えるべきです。

PC版を先に作ってからスマホに対応させると、情報量が多すぎて見づらくなったり、タップしにくいボタン配置になったりします。

スマホで見やすく、操作しやすいデザインを先に作り、それをPCに展開する。これが今のWeb制作の常識です。

また、若年層や主婦層をターゲットにする場合は、LINEでも問い合わせできるような導線を用意すると、CVRがさらに向上します。

ステップ⑦ 実装〜公開後の改善|”公開して終わり”にしない運用フロー

10:ステップ⑦-実装〜公開後の改善|'公開して終わり'にしない運用フロー

このステップの目的:公開後も改善を続け、成果を最大化する

デザインが完成したら、実装・公開へ進みます。
しかし、リニューアルは公開がゴールではありません。

公開後に必ず行うべきチェック

サイトを公開したら、以下のチェックを必ず行いましょう。

  • リンク切れがないか
  • フォームが正常に動作するか
  • スマホで表示崩れがないか
  • GA4が正しく計測されているか

特に、問い合わせフォームが動作しないというトラブルは意外と多いので、必ず実際にテスト送信して確認してください。

CVR改善のためのスプリント運用

公開後は、データを見ながら改善を繰り返します。

例えば、以下のような改善を行います。

  • CTAボタンの文言を変更してABテスト
  • ファーストビューの画像やキャッチコピーを変更
  • 問い合わせフォームの項目を減らす

こうした小さな改善を積み重ねることで、CVR(コンバージョン率)は着実に上がっていきます。

改善し続けるリニューアルは成果が出やすい

リニューアルで成果を出している企業に共通するのは、公開後も改善を続けているということです。

「リニューアルしたから、あとは放置」では、成果は出ません。

定期的にデータを確認し、仮説を立て、改善を繰り返す。この運用フローがあるかどうかが、成果を左右します。

改善し続けるチームこそ、長期的に成果を出し続けることができます。

成果が出るリニューアルを実現するなら、”構造(設計)”が最重要

11:成果が出るリニューアルを実現するなら、'構造(設計)'が最重要

ここまで、リニューアルの7ステップを解説してきました。最後に、最も重要なポイントをまとめます。

構成 → 導線 → ワイヤーフレーム → デザイン の順番が鍵

成果が出るリニューアルには、正しい順番があります。

  1. 構成(何を伝えるか)
  2. 導線(どう動かすか)
  3. ワイヤーフレーム(どう配置するか)
  4. デザイン(どう見せるか)

この順番を守ることで、手戻りが減り、成果が出るサイトを作れます。

成果が出ないリニューアルは、この順番が逆になっている

逆に、成果が出ないリニューアルは、この順番が逆になっています。

「デザインを先に決めて、後から情報を詰め込む」 「ワイヤーフレームを作らず、いきなり実装する」

こうした進め方では、必ず失敗します。

“構造”を制することがリニューアル成功の最短ルート

リニューアルの成功は、構造(設計)で9割決まります。

どれだけ美しいデザインでも、構造が悪ければ成果は出ません。逆に、構造がしっかりしていれば、デザインはそれを補強するだけで成果が出ます。

リニューアルで迷ったら、まず構造を見直す。これが最短ルートです。

もし「なんか違う…」とリニューアル後に感じていた理由が、構造にあると気づけたなら、もう第一歩はクリアしています。

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関連記事も参考にしてください

リニューアルについてさらに理解を深めたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事 Webサイト改善の完全ロードマップ|導線・ページ構成・UXを見直す具体策<執筆中>

リニューアル後の改善フローについて、さらに詳しく解説しています。CVR改善の具体的な手法を知りたい方におすすめです。

関連記事 ページ構成が決まらない人へ|Web担当者のための”正しい設計手順”を解説<執筆中>

ページ構成の作り方に悩んでいる方向けに、設計の具体的な手順を解説しています。ステップ③〜④をさらに深く理解できます。

関連記事 ホームページの”設計図”って何?初心者でも失敗しないレイアウト決定ガイド

ワイヤーフレームの作り方を、初心者向けにわかりやすく解説しています。ステップ⑤で紹介した内容をさらに詳しく知りたい方におすすめです。

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この記事を書いたひと

GeoDesign編集部

web設計を重視し、独自の戦略とwebマーケティングで集客と売上アップを実現します。
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