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ホームページ作りは何から?最初に絶対やるべき3ステップをプロが解説

しょーじ

ホームページ作りは何から?最初に絶対やるべき3ステップ

ホームページ作りは”何から”始めればいい?

結論→ホームページ作りは「設計」から始めてください。

「ホームページを作りたいけど、何から手をつけたらいいかわからない…」

という悩み、私たちのもとにも本当によく寄せられます。
制作会社に依頼しても、いきなりデザインの提案が来て戸惑った、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は、ホームページ作りで最も重要なのは「デザイン」ではなく「設計」です。
この順番を間違えると、どれだけお金をかけても成果が出ないサイトになってしまいます。

作業は「デザイン」ではなく「設計」から始まる

作業は「デザイン」ではなく「設計」から始まる

家を建てるとき、いきなり壁紙や床材を選びませんよね。
まずは間取りや構造を決める設計図が必要です。

ホームページも全く同じです。

  • どんなページが必要か(サイト構成)
  • どんな順番で情報を見せるか(導線設計)
  • 各ページで何を伝えるか(コンテンツ設計)

これらの「設計」がしっかりしていれば、デザインはむしろシンプルでも成果が出ます。逆に設計が曖昧なまま美しいデザインを作っても、訪問者は迷い、離脱してしまうのです。

実際、私たちが手がけた成功事例のほとんどは「設計段階での戦略」が勝因になっています。

初心者が最初に絶対やるべきは”3つの準備”だけ

ホームページ作りの最初にやるべきことは、実はたった3つしかありません。

  1. 目的とターゲットを明確にする
  2. 必要なページを洗い出して構成を作る
  3. ページの優先順位と情報配置を決める

この3つさえ押さえれば、その後のデザインも、文章作成も、運用も驚くほどスムーズに進みます。逆にこの準備を飛ばすと、制作途中で何度も迷走し、結局作り直し…という事態になりかねません。

「でも、設計って難しそう…」

と思われたかもしれませんが、大丈夫です。
この記事では、初心者でも実践できる具体的な手順を、1つずつ丁寧に解説していきます。

ホームページ作りで多くの人が最初にやりがちな”間違った始め方”

ホームページ作りで多くの人が最初にやりがちな"間違った始め方"

実は、ホームページ作りで失敗する人の多くは「スタート地点」を間違えています。どんなに頑張っても成果が出ない原因は、最初の一歩にあることがほとんどなのです。

いきなりデザインに進んでしまう

「おしゃれなホームページにしたい!」
「競合のあのサイト、デザインがカッコいいから真似したい」

この気持ち、とてもよくわかります。
でも、これが最も多い失敗パターンです。

デザインは確かに重要ですが、それは「設計という土台」があって初めて活きるもの。土台のない家がすぐに崩れるように、設計のないデザインは見た目だけで終わってしまいます。

例えば、美しいトップページを作っても、

  • 訪問者が次にどこへ進めばいいかわからない
  • 問い合わせまでの道筋が見えない
  • 必要な情報がどこにあるか探せない

こんな状態では、どれだけデザインが良くても成果は出ません。実際、リニューアル相談に来られる方の多くが「前回は高額なデザインに投資したのに反響がなかった」と話されます。

ページ構成を感覚で決めてしまう

「とりあえずトップページと、会社概要と、サービス紹介があればいいかな」

感覚でページを決めてしまうのも、よくある落とし穴です。

ホームページのページ構成は、あなたの「感覚」ではなく、ユーザーの「行動」から逆算して決める必要があります。

例えば、飲食店のホームページなら・・・

  • メニューを見たい人
  • 予約したい人
  • アクセスを知りたい人

それぞれ違う目的で訪れます。この「ユーザーの動き」を想定せずに感覚でページを作ると、結果として「誰にとっても使いにくいサイト」になってしまうのです。

目的が曖昧なまま作り始めてしまう

「ホームページがないと信頼されないから、とりあえず作ろう」
「他社も持っているし、うちも持っておかないと」

体裁のために作る、という動機は理解できます。
でも、目的が曖昧なまま作り始めると、完成した後も「で、これをどう使えばいいの?」という状態になりがちです。

実際にこんな声をよく聞きます。

  • 作ったはいいけど、更新の仕方がわからない
  • 問い合わせが全然来ない
  • アクセスはあるけど、何も起きない

これらはすべて「目的の曖昧さ」が原因です。
目的が明確であれば、必要な機能も、載せるべき情報も、更新すべき内容も自ずと見えてきます。

ステップ① 目的とターゲットを決める
ここがすべての土台です!

目的とターゲットを決める

ホームページ作りの”真の第一歩”は、目的とターゲットを明確にすることです。
これが決まらないと、その後の全ての作業が曖昧になります。

「誰に」「何をしてほしい」を最初に決める

ホームページを作る前に、必ずこの2つを言語化してください。

「誰に」 = ターゲット

  • 既存顧客?新規見込み客?
  • 年齢層は?職業は?
  • どんな悩みを持っている人?

「何をしてほしい」 = ゴール(コンバージョン)

  • 問い合わせをしてほしい
  • 資料請求してほしい
  • 来店予約してほしい
  • 商品を購入してほしい
  • 採用応募してほしい

例えば、地域密着型の工務店なら・・・

  • 誰に:浜松市内で注文住宅を検討している30〜40代のファミリー層
  • 何をしてほしい:モデルハウス見学の予約

このように具体的に決めるだけで、「どんなページが必要か」「どんな情報を載せるべきか」が自然と見えてきます。

目的が曖昧だと、デザイン・文章・構成すべてがズレる

目的が曖昧なまま作ると、こんな問題が起きます。

  • デザイナーが「おしゃれ優先」で使いにくいサイトを作る
  • ライターが「伝えたいこと」ばかり書いて、読まれない文章になる
  • 構成が「なんとなく」になり、訪問者が迷子になる

逆に、目的が明確だとチーム全員が同じ方向を向けます。

「このボタンの配置は、問い合わせ導線として正しいか?」
「この文章は、ターゲットの悩みに応えているか?」

すべての判断基準が「目的達成のために最適か?」になるのです。

よくある目的例(問い合わせ/予約/採用/認知 など

具体的な目的の例をいくつかご紹介します。あなたのビジネスに当てはまるものを見つけてください。

1. 問い合わせ獲得型

  • BtoB企業、士業、コンサルタントなど
  • ゴール:問い合わせフォームからの連絡

2. 予約・来店型

  • 飲食店、美容室、クリニック、サロンなど
  • ゴール:予約フォームや電話での予約

3. EC・販売型

  • ネットショップ、通販サイトなど
  • ゴール:商品購入

4. 採用型

  • 人材採用に力を入れたい企業
  • ゴール:採用エントリー

5. ブランディング・認知型

  • 信頼性や認知度を高めたい企業
  • ゴール:SNSフォロー、メルマガ登録、資料ダウンロード

目的が1つに絞れない場合は、「優先順位」をつけることが重要です。
全てを同時に達成しようとすると、結局どれも中途半端になってしまいます。

ステップ② 必要なページを洗い出して”サイト構成”を作る

必要なページを洗い出して"サイト構成"を作る

目的とターゲットが決まったら、次は「どんなページが必要か」を考えます。
これが「サイト構成(サイトマップ)」です。

目的から逆算する「サイトマップ思考」

サイト構成を考えるとき、「一般的にこういうページがあるから」という理由で決めてはいけません。大切なのは「目的達成のために、どんなページが必要か?」という逆算思考です。

例えば、先ほどの工務店の例なら・・・

目的: モデルハウス見学の予約を増やす

必要なページ:

  1. トップページ(第一印象と全体の導線)
  2. 施工事例ページ(実績を見せて信頼を得る)
  3. モデルハウス紹介ページ(見学したくなる情報)
  4. 予約フォームページ(ゴール地点)
  5. 会社概要(信頼性の補強)
  6. お客様の声(安心材料)

このように、ゴールから逆算することで「本当に必要なページ」が明確になります。

ホームページに必要なページ一覧(用途別)

業種や目的によって必要なページは変わりますが、一般的によく使われるページ構成をご紹介します。

基本ページ

  • トップページ
  • サービス/商品紹介
  • 会社概要
  • お問い合わせ

信頼構築ページ

  • 実績・事例紹介
  • お客様の声
  • 代表メッセージ
  • スタッフ紹介

行動促進ページ

  • 料金・プラン
  • よくある質問(FAQ)
  • お申し込みフォーム
  • 予約ページ

情報提供ページ

  • ブログ・お知らせ
  • 選ばれる理由
  • 利用の流れ
  • アクセス・店舗情報

採用強化ページ(採用目的の場合)

  • 採用情報
  • 社員インタビュー
  • 働く環境
  • エントリーフォーム

すべてを作る必要はありません。
あなたの目的達成に必要なページを選んで、優先順位をつけましょう。

ユーザーの動線に合わせた並べ方

ページを洗い出したら、次は「どんな順番で見せるか」を考えます。
これが「導線設計」です。

ユーザーは基本的にこんな流れで行動します:

  1. 認知(初めて知る)
  2. 興味(もっと知りたい)
  3. 比較(他と比べる)
  4. 信頼(この会社なら安心)
  5. 行動(問い合わせ・購入)

この心理的な流れに合わせて、ページを配置していくのです。

例えば:

  • トップページで「何の会社か」を伝える(認知)
  • サービスページで「詳しい内容」を見せる(興味)
  • 事例ページで「実績」を見せる(比較・信頼)
  • お客様の声で「安心感」を与える(信頼)
  • 問い合わせフォームで「次の一歩」を促す(行動)

この導線がスムーズであればあるほど、訪問者は迷わず、自然とゴールへ到達します。

実は、ホームページで成果が出るかどうかは「構成と導線」で8割決まると言っても過言ではありません。デザインよりも、まずはこの「骨格」をしっかり作ることが、成功への最短ルートです。

ステップ③ ページの優先順位を決めて、情報を整理する

ページの優先順位を決めて、情報を整理する

サイト構成ができたら、次は各ページの「中身」を整理していきます。
ここで大切なのは「ユーザー視点」です。

ユーザーが知りたい順に並べる

ページ内の情報配置を決めるとき、多くの人が「伝えたい順」で並べてしまいます。でも、本当に大切なのは「ユーザーが知りたい順」です。

例えば、サービス紹介ページで・・・

❌ 伝えたい順(失敗例)

  1. 会社の歴史
  2. 代表の想い
  3. サービスの特徴
  4. 料金

⭕ 知りたい順(成功例)

  1. このサービスで何が解決できるのか(ベネフィット)
  2. サービスの特徴
  3. 料金
  4. 利用の流れ
  5. よくある質問

訪問者は最初に「自分の悩みが解決できそうか」を判断します。
その答えがすぐに見つからないと、数秒で離脱してしまうのです。

ユーザーの知りたい順を知るには:

  • 実際に顧客からよく聞かれる質問をリストアップする
  • 問い合わせ時に「何を一番知りたかったか」を聞く
  • 競合サイトで「どの情報から見たくなるか」を自分で体験してみる

「1ページ=1メッセージ」の原則

情報を詰め込みすぎると、結局何も伝わりません。
1つのページでは、1つの明確なメッセージに絞りましょう。

例えば・・・

❌ 悪い例

「サービス紹介ページ」に、サービス内容・料金・事例・スタッフ紹介・会社概要すべてを詰め込む

⭕ 良い例

  • サービス紹介ページ → 「このサービスで何ができるか」だけに集中
  • 料金ページ → 「プランと価格」だけをわかりやすく
  • 事例ページ → 「実績と成果」を具体的に

1ページ1メッセージにすることで:

  • 訪問者が理解しやすくなる
  • 読み進めやすくなる
  • 離脱率が下がる
  • SEO評価も上がる(ページごとにテーマが明確だから)

「もっと情報を伝えたい!」という気持ちはわかります。でも、情報は「別ページ」に分けて、リンクでつなげば大丈夫。むしろその方が、回遊率も上がり、滞在時間も伸びます。

迷わせない情報配置のコツ

訪問者を迷わせないためには、「視線の流れ」と「情報の優先順位」を意識した配置が重要です。

視線の流れを意識する

人の視線は基本的に

  • 左上から右下へ(Zの法則)
  • 上から下へ(Fの法則)

この流れに沿って、重要な情報を配置しましょう。

情報の優先順位を視覚的に表現する

  • 最も重要 → 大きく、目立つ色で
  • 重要 → 中サイズ、強調色で
  • 補足情報 → 小さく、控えめに

行動を促すボタンは迷わせない

「お問い合わせ」ボタンは

  • 目立つ色(周囲と差別化)
  • 固定位置(スクロールしても見える)
  • 明確な文言(「お問い合わせはこちら」など)

「クリックしたらどうなるか」が一瞬でわかることが大切です。

余白を恐れない

情報を詰め込むより、余白をしっかり取った方が読みやすく、理解しやすくなります。余白は「デザインの一部」ではなく、「理解を助ける機能」なのです。

“設計図(ワイヤーフレーム)”を作ると失敗が激減する理由

"設計図(ワイヤーフレーム)"を作ると失敗が激減する理由

ここまでで、目的・構成・情報配置が決まりました。
次は、それを「見える化」する作業です。それが「ワイヤーフレーム(設計図)」です。

デザイン前に設計図を作るメリット

ワイヤーフレームを作ると、こんなメリットがあります:

1. 関係者全員が完成イメージを共有できる

言葉だけの説明では、人によって想像するものが違います。設計図があれば「あ、こういうことね!」と全員が同じイメージを持てます。

2. 修正コストが圧倒的に下がる

デザインが完成してから「ここを変えたい」と言うと、大幅な作り直しになります。でも、設計図の段階なら、簡単に修正できます。

3. 無駄な作業が減る

「とりあえず作ってみよう」で進めると、後で「やっぱりこっちじゃなかった」となりがち。設計図で確認してから進めば、迷走せずに済みます。

4. デザイナーやエンジニアへの指示が明確になる

「なんとなくいい感じで」ではなく、「この位置にこの要素を配置」と具体的に伝えられます。

5. ユーザーテストができる

簡易的なワイヤーフレームでも、実際に見せて「わかりやすいか」「使いやすいか」をテストできます。

私たちが手がけたプロジェクトでも、ワイヤーフレーム段階で綿密に設計したサイトは、リリース後の修正がほとんど発生しません。逆に、設計を飛ばしたプロジェクトは、公開後に「やっぱりここを変えたい」と何度も修正することになります。

ワイヤーフレームとは”ページの骨格”

ワイヤーフレームとは、簡単に言えば「ページのレイアウト図」です。

含まれる要素:

  • どこにヘッダーがあるか
  • どこにメインビジュアルがあるか
  • どこにテキストブロックがあるか
  • どこにボタンがあるか
  • どこにフッターがあるか

含まれない要素:

  • 細かいデザイン(色、フォント、装飾)
  • 実際の画像や文章

あくまで「配置と構造」だけを決める図面です。

イメージとしては:

  • 家の間取り図
  • 洋服の型紙
  • 料理のレシピ

骨格さえしっかりしていれば、その後の「デザイン」は自由に選べます。逆に骨格が曖昧なまま装飾しても、不安定な仕上がりになってしまいます。

初心者でも作れる簡易設計図の作り方

「設計図なんて、プロじゃないと作れないのでは?」

と思われるかもしれませんが、実は初心者でも十分に作れます。

手書きでOK

紙とペンがあれば、今すぐ始められます。

  1. A4用紙を用意
  2. ページを上から順に、四角や線で区切る
  3. 各エリアに「ここは見出し」「ここは画像」「ここはボタン」とメモ

完璧である必要はありません。「だいたいこんな感じ」がわかればOKです。

無料ツールを使う

もう少しきれいに作りたい場合は、無料ツールを使いましょう。

  • Googleスライド → 四角や線を配置するだけ
  • Canva → テンプレートもあって初心者向き
  • Figma → 無料で本格的なワイヤーフレームが作れる

最低限これだけは決めよう

初めてワイヤーフレームを作るなら、以下の要素だけでも配置してみてください:

  1. ヘッダー(ロゴ・メニュー)
  2. メインビジュアル(トップの大きな画像やキャッチコピー)
  3. 各セクションの見出しと説明文
  4. CTA(行動を促すボタン)
  5. フッター(会社情報・リンク)

これだけでも、「どんなページになるか」が見えてきます。

設計図を作ることで、あなたのホームページは「なんとなく」ではなく、「戦略的に設計されたもの」に変わります。

初心者でも今すぐ使える「ワイヤーフレーム」プレゼント

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初心者でも実践できる設計図の作り方を、具体例とともに解説しています。

まとめ→ホームページ作りは「設計」から始めよう

ホームページ作りで失敗しないための最重要ポイントは、「デザインではなく設計から始める」ことです。

今日からできる3ステップ

  1. 目的とターゲットを明確にする → 誰に、何をしてほしいのかを言語化しましょう
  2. 必要なページを洗い出す → ゴールから逆算して、本当に必要なページだけを選びましょう
  3. 情報の優先順位を決める → ユーザーが知りたい順に情報を配置しましょう

この3つをしっかり押さえるだけで、その後のデザイン・制作・運用がすべてスムーズに進みます。

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この記事を書いたひと

しょーじ

しょーじ

地元に密着し地域を活かしたビジネスの売上アップ、集客アップなどの成果アップが得意です。
地域マーケティング・コンサルタントとして、あなたの目標を明確にして、問題を解決するスペシャリストとして、事業のサポートをしてまいります。

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