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高齢者にこそスマートフォンを
スマートフォンで見守り活動
高齢者の地域見守り活動や防災・緊急時の行政情報の連絡手段として、スマートフォンを活用する実証事業が群馬県下仁田町で始まりました。
一人暮らしや高齢夫婦世帯などに計285台の端末を配布し、2016年6月30日までアプリケーションなどが有効かなどを調査するようです。
日本の高齢化はもはや社会問題になりつつありますが、地方ではその度合が顕著です。
現在、高齢者の安否確認サービスとして、ポットなどの日々利用する家電製品を操作することによって遠く離れた家族へメールを送信したり、人感センサーを利用したものなど様々なサービスがあります。
その中でも持ち運びでき、いざというときに連絡することができるスマートフォンは有効な手段といえますね。
スマートフォンの利点
- GPS(全地球測位システム)による位置情報により、認知症の徘徊を把握
- 避難情報アプリによる安否確認
- 防災無線が聞こえない所や大雨などで聞こえにくくい場合も情報伝達が可能
もちろん、スマートフォンを初めて利用する高齢者も多く、機械は苦手という方も多いでしょう。
そういった人には基本的な使い方や電話の使用法などを教えてくれる、スマホ教室に参加し簡単に操作できることを理解してもらうことから始めないといけません。
簡単な機能だけついているシニア向けのスマートフォンも多く出ていますので、まずは苦手意識を持たずに始めてみて欲しいですね。
個人的には高齢者がスマートフォンを活用することで、LINEなどを使って簡単に遠く離れた家族同士連絡が取れ、孤立化を防げるようになるといいなと思います。